書籍・雑誌

2018年5月15日 (火)

「パレット」という新しいリビングのかたち LiVES Vol.99

STUDIO2にて設計監理しました世田谷区の職住兼用の住まい「CAN」が第一プログレス社LiVES Vol.99 にて紹介されています。

広いLDKにテーブルやソファセットを置いてテレビを見るというモダンリビングのスタイルは、家族それぞれに多様な場が求められる現代の生活には、もはやそぐわないものになってきています。

日本では高価なソファも背もたれがわりに床で食事するのが常套なのだから、欧米から持ち込まれたままのモダンリビングのスタイルは、そもそもフィットしていなかったともいえるでしょう。

家族それぞれがそれぞれ異なる目的でいられる場所、一緒にいながらも別々のことができるような場所。

フリーランスの仕事場を兼ねたり、子供のリビング勉強、みんなで昼寝したり、床座で食事したり、テラスで遊んだり、たくさんの雑貨を収納したり。。。

多様な生活のニーズに対応する場を「パレット」と名付け、家の中心に据えることで、機能的でありながら、きわめてユニークな住まいを実現しています。

Studio26

2017年5月22日 (月)

UT

弊社設計のUTが現在発売中の住まいの設計7・8月号p130~133に掲載されています。

書店にて手にとってご覧ください。

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2016年4月23日 (土)

「3D間取りの教科書」展 4月27日より開催

Dek_3d


「3D間取りの教科書」4月末発売(エクスナレッジ社)

に合わせて開催される

「3D間取りの教科書」展 於:世田谷美術館

主催:社団法人建築家住宅の会

4月27日(水)~5月1日(日)

10時~18時(最終日のみ15時まで)

二宮または菱谷は下記日時に会場におります。

4月29日(祝)14時~

5月  1日(日)10時~

ぜひお立ち寄りください。

2015年12月 7日 (月)

住宅金融支援機構カレンダー2016

はやくも来年のカレンダーが送られてくる季節となりました。
フラット35でお馴染み、住宅金融支援機構のカレンダー9-10月は弊社設計監理のBARRELのインテリアです。

2016

2014年11月 6日 (木)

深川大家族の住宅竣工

建築監修した小学館のビッグコミックスペリオール

「匠三代 深川大家族」の連載が完結しました。

Takumi02blog_2

どの建物かは秘密にしていましたが、ついにご開帳。

正解は、荒川線沿いにたつTROLLEY(トロリ)でした!

検討模型の骨組が一部間違っているので編集者に指摘したら、

単行本では修正しますとのことでした。

鉄骨の骨組を延々検討した末にものすごく合理的な解決をした経緯もあって、

つい口うるさく指摘してしまいましたが、

考えてみれば読者で気づく人は、いるのだろうかという気もしますね。

それにしても、漫画家さんは漫画がうまいです。当たり前ですが。。。

漫画化してもらって、一度の設計で、二度目の竣工を迎えたようです。

2014年10月 3日 (金)

ビッグコミックスペリオール

図版提供した「匠三代 深川大家族」の連載が始まりました!

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第一話は、ある家族が思い出深い下町に戻ってきて計画の相談にいくところまでです。

がしかし、いきなり建て主さんの娘はシングルマザー、年の離れたご主人は認知症になってしまいました(泣)

家族を再び幸せにするために、どんな建物が建つのやら、期待は膨らむばかりですね(笑)

3話完結ですので、中身はコンビニで!

2014年8月31日 (日)

匠三代 深川大家族

先日のブログで書いた小学館ビッグコミック・スペリオールの連載漫画「匠三代」に向けてつくったリフォームプランのその後。

担当の編集者にも気に入っていただき、早速、9月28日発売号から3回にわたって連載に登場することになりました。当然のことながら実際の工事より迅速です。

http://big-3.jp/bigsuperior/rensai/takumi/index.html

この夏から、タイトルが「匠三代 深川大家族」となって、ますますパワーアップだそうです。 

本当の建て主さんと久しぶりにお話する機会があり、漫画の題材になることを楽しみにしてくださっていました。

かつて、東京ビッグサイトを水商売モノの漫画に使って、東京都からお叱りをうけたことがあるそうですが、これに関しては、家族がなかよく暮らすための家作りの話ですから、みんなで楽しめる作品になるのではないかなと思います。

ただ、けして、匠三代の工務店が設計しそうな建物でない(笑)ところが気になりますが、読む人はそこまで気にしないんでOKなんだそうです。

どんな建物が登場するかは、まだ内緒ですが、連載をどうぞお楽しみに!

2014年8月20日 (水)

あるリフォームのしごと

私たちが設計・監理してすでに竣工した住宅の間取りを、あらためて新たな家族構成にあわせて変更するという作業をしています。

どんなご家族かというと、永く東京の下町に住んできた初老の夫婦で、二人の子供は独立し、いったんは都心のマンションに終の棲家をと考えたけれど、やはり人情味あふれる下町に戻る決意をしたとのこと。

娘は離婚して小さな子供がひとり。息子はいまだ独身で、漫画家を目指してフリーターをしている。というわけで、また、みんなで楽しく一緒に住む家にしたい!

施主のプライバシーをこんなふうにブログに書いていいのかというと。。。

じつは、小学館ビッグコミックスペリオールの連載「匠三代」のなかで建てる住宅として、若干の間取りの変更ができないかという話なのです。

というわけで、原作者や編集者の想定する家族に合わせて、間取りを変えるわけですが、普通でないのは、漫画だから、建物も敷地も都合よく広げてもいいこと(笑)

とはいえ、空間的な魅力を失わないように気をつけながら、ようやく、出戻り娘と孫とフリーターの寝室ができました!

家族みんなで仲良く暮らせるいい間取りになっていると思います。

連載が決まりましたら告知しますので、どうぞご期待ください!

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2014年4月23日 (水)

掲載本のお知らせ

studio2設計RIDGEが「美しく収納する間取りアイデア」に掲載されています。

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正方形のかわいい本ですね。

2013年11月 1日 (金)

「家の図鑑」出版 その2

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社団法人建築家住宅の会を設立した時に、

「より多くのひとたちが建築家の住宅の豊かさや心地よさをを知ることのできる本をつくろう。」

という意見が出てはじまったのが今回の本『家の図鑑』です。

その時に、編集者や他の建築家と話したのが、

「建築雑誌の文章は、専門用語を多用するので、読みにくいし、読まれない。」
「図面は建築のことばとはいえ、専門家以外、だれも読めない。」
「ひと目でその心地よさがわかるような、明快な表現方法がよい。」

といったことでした。

建築雑誌や書籍は、単純なことも難しそうな言葉で書くのが、慣例になっている感がある。

たとえば、仕上げの写真の説明で

「工業製品という画一的なマテリアルにスケールとテクスチャーの感覚を操作するプロセスを挿入することにより既存の形態言語の解体とリアルな生活環境への再統合を意図している」

そうじゃなくて、

「よく見るベニヤ板もこんな手間を加えればメリハリのある表情に!」

と書いたほうがいい。

たくさんの写真、図面、文章を集めて議論を重ね、最終的に118のアイデアに絞り込まれました。

ブックデザインは、あの文平銀座さんが担当され、とても素敵な本になりました。

一枚の写真とそこに添えたひとことで、建築のアイデアを感じてもらえたら、と思っています。

「あなたの祖母に説明できない限り、本当に理解したとは言えない。」

とは、アインシュタインのボットだったかな。。。

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