ハナレという住まい方
以前設計監理した二世帯住宅南側の車庫を解体し、ハナレを計画中です。
敷地の隙間にすべり込ませるから、奥行15メートルに対して幅は2.5メートルしかありません!
母屋のリビング(人が立っている場所)からの視界が閉じないように、2階部分が東西に分かれています。
つまり、寝床にあがる階段が別々にあって、
ひとつはダイニング上空の三角の高天井のスペースに浮かぶ寝床。
もうひとつは、東の窓先に、空に向かって上り坂になっているルーフデッキが伸びている寝床。
都市の限られた敷地の中で、いかにハナレているかが大切な視点です。
前回のブログのハナレ小島に泳いでみる感覚と、ハナレに住まう感覚は、近い気がします。
つかず離れず、気配は伝え合いながら、まったく別の場であるという感覚。
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