究極のぼやき
移動中のスマホは好きではないので、古臭いけれどやはり文庫がよい。
先日は手術入院中にこどもが読んでいたらしい浜辺祐一の救命センター当直日誌(2001年)をカバンに忍ばせておいた。
東京大学医学部出身というやや老獪で冷徹なイメージとはかけ離れた熱い男のぼやきが炸裂していて面白い。
氏のぼやきから伝わる職業観や倫理感には敬服すると同時に、職種は違えど、とても共感するところがあって励まされる。
機械と人間、治療と延命、医師と患者、教育とコストパフォーマンス、責任と情、法律と現場。。。
これこそ究極のぼやきだ。(二宮)
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