中庭のある住まい
プライベートな中庭を要望されることがあるけれど、小さな家や2階建ての家では、無理やり庭を囲えば、閉塞感が生じて、いわゆる南欧のパティオのイメージとはかけ離れたものになりやすい。
そこでこの計画では住居の奥まで切り込みを入れたような細長い中庭として、南側は外庭まで延長し、外庭と中庭の間に設けられたメッシュのスクリーンを開閉することで、中庭のプライバシーをコントロールしています。
一方、リビングの上空に持ち上げられたペントハウスからは、海辺のパノラマビューを楽しむことが意図されています。
囲い込むことでプライベートで親密な場を獲得するとともに、一部を外部に連続させることで、アクティブで開放的な場にもなるコートハウスのつくりかたというわけです。
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