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2012年5月14日 (月)

資生堂アートハウス

私、二宮が先週末の掛川出張で立ち寄った谷口吉生さんと高宮眞介さんが共同設計された資生堂アートハウス(1978年竣工)

掛川というのはある意味近くてとても遠い。新幹線の車窓から眺めては、いつか行こうと思いながら30年。ようやくその機会に恵まれました。

僕らが建築の学生になった1980年代には美術館の課題を考えるときの元型になっていた作品のひとつでもあり、その後の大作にも見られないほど冒険的な幾何学形態が、ハッとするほど巧みな動線や立体的な空間構成にダイレクトに生かされています。

当時、わが師である磯崎新の図書館や美術館とそれに関する言説が、日本の建築・芸術教育に大きな影響を及ぼしていました。僕自身も、特に北九州市立図書館の幾何学的な空間、これは動線と空間がダイレクトでないのです!に、日本の社会や文化、建築や芸術のありかたに対する強烈なメッセージを感じ続けてきました。

一方で、谷口さんや槙さんらのつくるフォーマルな近代建築のなかに見え隠れする光と影、抑揚のある空間構成、美しい動線計画にも魅力を感じていました。

退屈という批判があったかもしれないけれど、34年前の日本で作られたことが嘘のように、ぜいたくなスケール感と洗練された近代を感じることができました。

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