吉本隆明
同世代のアイドルだった山口美江の訃報に続いて吉本隆明の訃報を聞いた夜は遅くまで関連する書籍やインターネットの情報を読み耽っていました。
ここのところオウムの本を読み返していたこともあって、事件当時、オウムの修行自体は評価できるとしてマスコミに攻撃されていたのを思い出しました。
正直な人ほど、テレビや新聞つまり世間というやつに、言葉尻だけをとらえられて攻撃されがちだけれど、僕らの世代にとっては、学生運動やオウムにしても、柄谷行人との論争にしても、お笑いや漫画といったサブカルへの評価にしても、実直にものの見方を教えてくれる指南役だったと思います。僕自身本当の全盛期は知らないのだけれど。
好きだった忌野清志郎の反原発ソングにがっかりしたなんてあったけれど、原発の失策をどう思っていただろうか。
「男のつぶやき」カテゴリの記事
- 墓というものごと(2015.09.27)
- 又吉と瀬戸(2015.08.10)
- 姥島とはつまり烏帽子岩のこと(2015.06.28)
- AAスクールのこと(2015.06.19)
- 玄関タイガース(2015.06.01)
団塊世代にとっては直接的な影響力があったのではないでしょうか。僕自身も建築の領域で柄谷、浅田、福田といった論客に絡めてその存在を知っているだけで、吉本の読者というわけではありません。
大人(たいじん)として最後までぶれないふるまいに惹かれるところがありました。
僕は、オウムについてもそうだったように、氏の原発についての考えは、ただ廃止すればいいという単純な問題ではないという意味でとらえれば傾聴に値すると思っています。
これからもたくさんつくられる中国の原発も確実になんらかの事故を起こすわけだし、原子力についての先進的な技術開発を推進し続ける必要があると思います。
投稿: ninomiya | 2012年3月31日 (土) 13時24分
吉本さんは全くカスっていません。私の周りで読んでいる奴を知りません。なにか都会の論客ってイメージを勝手に持っていましたし、読み難いったらありゃしない・・・が正直な感想です・・・^_^;)当時はロッキン・オンで音楽評論ばっかり読んでいましたね・・・今思えばその音楽評論もカスばかりで、自分の好みを相当押し曲げられたと後悔しています(笑)。原発やオウムに関する吉本さんはマスコミと同じレベルです、私は・・・
投稿: TRIPOD | 2012年3月28日 (水) 07時31分