昔の話
一昨日、大阪府知事の「大阪湾に原発を」という記事を見て、
大学時代、学生の間では話題になっていた先輩の卒業設計を思い出しました。
皇居内に原発をつくることを主題にした壮大な計画だったために、
教員一同から怒りを買い、無視されたという。
1981年頃の話だから、ちょうど広瀬隆の「東京に原発を」が話題になって、
政府も学校も火消しに躍起になっていた時代。
理工学部の建築学科が関わりたくない話題というわけです。
閉塞した時代を経て、ドイツ、スイス、イタリアが脱原発ですね。
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建築は批評として考えなければ耽美的な趣味になってしまいますから、ある意味では有効な一撃だったと思います。
残念ながら世の中は原発を安全運転できるほど成熟していなかったのだから当然全廃しないといけませんね。
事故以来、設計監理業務に、放射線濃度のチェックを追加しました。
投稿: ninomiya | 2011年6月15日 (水) 19時40分
事の是非はともかく、原発はコンクリートのチンケな塊・・・
その先輩は建築学科の学生として、食指がわいたのでしょうか??
もちろんシニカルな方で、おそらく時代性からあえて・・・と想像しますが・・・
昨今のマスコミの論調をみると原発と放射能を切り離して述べているようでシラケます・・・放射能怖いといいながら、原発がなくなると電気料が1,000円高くなる・・・と、ある機関の試算を臆面もなく取り上げる・・・
どっかのテレビで小学生が原発廃止かどうかで議論してましたが、なんと反原発の方が少なかった・・・こんなマスコミ論調が影響してるんでは・・・個人的には衝撃でした・・・
ちなみに私は今ある原発はとりあえず最大限の安全策を講じ、将来的に全廃へ・・・その間、代替エネルギー開発を国策にして推進する・・・将来的に日本は代替(何になるかわかりませんが)エネルギー大国になる・・・という夢想をしております・・・(^^;
投稿: TRIPOD | 2011年6月15日 (水) 17時15分