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2010年1月19日 (火)

海苔巻きという空間モデル

今日は忙しくてネタがないと菱谷がいうので二宮の代行です。

今年になって始めて見た展覧会は現代美術家の束芋さんの個展「断面の世代」/於:横浜美術館 2009年12月~2010年3月/稀有の才能に刺激を受けその後しばらく自分勝手な妄想を巡らせています。

戦後生まれのいわゆる「団塊の世代」に対して、束芋さんは自身を含め70年代生まれを「断面の世代」と名づけています。それぞれの世代を太巻きに喩えると、団塊の個々はひとつひとつの具であるのに対して断面の個々は太巻きの断面なのだという。

ここでいう断面というのは、一枚一枚は薄っぺらだけれど、みな共通のすべてを持ちあわせているということ。厚みのない断面でありながらそれらが合わさることで新しい全体性が作られるだろうという発想。

画一化した団地で生まれ育ってひとつひとつの個性なんていうのはある種の幻想だと言っても、団地こそは、現代的な家庭生活のセットとして不自由なくとりあえずすべてが備わっていたわけで、それを画一だと否定するのではなくて、むしろその共有かつ固定された断面のなかから生まれる微妙な差異に目を向けてその集積から新しい全体性が生まれるのだという脳内のイメージ。

というわけでプロローグだけでも、いろんな自分のイメージとリンクしてきてわくわくうれしくなってくるのですが、作品を生み出すアナログなドローイングとデジタルなプレゼンテーションがまさにクール。

またとても長くなってきたので、続きは近くホームページのコラムで!

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